目元の優しいところなんか、彼にとても似ている
君を嫌うことは容易い、君を愛することはもっと容易い
すっと指を添えて、年上のあなたは微笑む
ほんのわずかな触れ合いだった
ちぎれたストラップの行方をしばし想う
君でなければならない訳を、順を追って話そう
初めての金曜日、夜が来るのが待ち遠しくて
こんなにあなたは遠いのに、声だけは近くにあるから
洗濯機の中でぐるぐる、綺麗になるために絡まって
別れの言葉が思いつかないから、 (今日も延期します)
どうしても今じゃなきゃ、今の君に言わなきゃだめなんだ
これが何度目かなんて思い出せないくらい
ごめんと泣く君の額にくちづけ
あなたの名前を上手く呼べないの、まだ、でも、いつか
ゆっくり歩いておいで、君の足で、ゆっくり
借りたままの言葉を返しに行くよ (延滞料もつけてね)
息を吸う、息を吐く、そして彼は人間になる
この手を掴んだんだ、間違いなく君の手だ
あなたが触れたとき、生まれた感情です
愛だね、たぶん