【記憶より深く刻まれた愛の40題】
知らないきみがそこにいた
永遠の誓いさえ忘れて
書き換えられた日常
見たことのない表情でわたしを呼ぶの(ああ、その声は変わらないのに)
ちっぽけな証が輝く指
きみに触れても、あの日に届かない
壊れた時計の針を探して
欠けた心の奥に、まだわたしはいる?
箱庭に咲く花
なぜだか、きみを泣かせたくないと思った
枯れない好奇心があるなら
やわらかい風の吹く町で
大丈夫、わたしが覚えているから
ゼロを歩む恋人
だって、あんなに欲しがっていたのに
きみは賢く美しい
ときどき無性にこわくなるの
昔の僕なら言えたのだろうか
過去を記したノート
あの日のきみにそっくりだった
本当のこと、教えて?
真っ白なきみに、言えるわけないでしょう
嫉妬してほしいなんて、愚かな願いを
わたしは一人でも生きられるから(どうか、この手を離して)
息を吐いてから気が付く、きみを抱き寄せていたこと
こっちを向いて、今の僕を見てほしい
優しい匂いのするきみが好きだ
あっけない言葉が信じられなくて
ぎこちなく甘えてみせるのは
きみがいる景色を、この目に焼き付ける
恋をしているんだ、僕が僕になってから、初めての恋を
ねぇ、きみがいないとダメみたい
そんな日々を懐かしく思うよ
もう失くさないで、ずっと抱きしめていて
きみと出会うために、僕はまた生まれ落ちる
遥かの残像
運命論なんて信じないけれど、きみのことは信じているから
明日を生きるきみへ、変わらぬ魂を捧ぐ
さぁ、新しい約束をしよう
記憶より深く刻まれた愛
※ リクエストを元に作成しました。ありがとうございました!